塩漬けの相続不動産・・名古屋市昭和区
兄弟の不仲
相続不動産を持つ二人の兄弟のお話です。弟さんのお嫁さんからのご相談でした。もう10年前に、お兄さんと弟さんで、名古屋市昭和区の名古屋大学の近くの戸建を相続しました。こちらの土地の樹木が、隣地さんへ越境するので毎年、弟さんの方が、業者さんを使って処理をしていました。固定資産税も弟さんが支払っていました。そこで、弟さんのお嫁さんが、ご主人さんに経費も掛かるから、お兄さんと話をして欲しい、どうにかして欲しいと言うのですが、お兄さんとの仲が悪く、口も聞きたくないそうで一向に話が進まないと嘆いてました。こう言った事例は少なくありません、古屋の方もゴミ屋敷だそうですから何とかして欲しいとの事でした。
解決策
弊社が弟さんと話をしたところ、もう誰も住むことは無いので、売却しても良いとの事でした。その話を持って、後日、お兄さんの方へ行きました。最初はなぜか、あのままでいいからと聞く耳を持ちませんでしたが、毎年、固定資産税や樹木伐採等の費用を弟さんが負担している旨を伝えると売却しても良いとの返事をもらいました。弊社の方が先に、解体更地にして、販売活動をしたところ、良い値で買い手が付き、決済時に解体費用を清算して頂き、無事に売却することが出来ました。なかなか、お二人では話す機会すら取らなかったのに、意外と他人が入ると話が纏まると言うお話でした。
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