土地家屋調査士の仕事・・1
土地、家屋の売買
土地家屋調査士とは、あまり馴染みのない名前だと思うのですが、土地や家屋の売買において、大変重要な役割を担います。不動産の売買において、どのような仕事をしているのかと言いますと、測量です。土地の面積や家屋の面積を測る仕事です。周りに何にもない所ですと、簡単に測れますが、隣との家とが、ぎすぎすに建っていたり、ましてや昔の長屋の名残でぴったりくっついていたりしたら、大変な作業になります。不動産の売買では、公簿(登記所)に申請されている面積との相違が無いかどうかを確定させる所謂、確定測量図を作成して頂きます。2,3年前ぐらいに確定測量をしているのなら、改めて測量をし直す事はないですが、それ以上は大抵、確定測量をして、境界を明示(境界杭)して引き渡す事が多いです。※業者買取の場合、測量に時間が掛かる為に、そのまま現況で引き渡す事も出来ます。
重要な仕事
家屋の場合、土地や家屋の測量図が無い場合、住宅ローンが通らない事が多いです。ましてや、大手銀行等は難しいです。ですので購入する時のアドバイスとしまして、必ず、確定測量図を売主さんに出してもらう事。特に一般の方は、気を付けて下さい。現況のままの引渡し、家の不具合も含めて、契約不適合責任の免責なし等の契約を勧める不動産屋には気を付けて下さい。
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